腱鞘炎について
腱とは?
筋肉の真ん中辺り(触って弾力のある所)を筋腹と言い、指先や足先、または筋肉が骨に付着するあたりを腱と言います。
腱鞘とは?
腱鞘は腱がスムーズに動くためにトンネルになっているところです。腱と腱鞘の関係ですが、わかりやすく言うと刀です!刀は鞘があることでスムーズに抜き差しができます。
この腱と腱鞘の間に炎症が起きることを腱鞘炎といいます。手の親指を伸ばす筋腱が炎症の場合は「ドゥ・ケルバン腱鞘炎」指を曲げる側の筋腱に炎症が起きることを「ばね指」と言います。
腱鞘炎の原因
腱鞘炎になってしまう原因は大きく2つあります。
手を酷使している
1つ目は手を酷使している方に多いです。以前は美容師さんやピアニストに多く、「職業病」とも言われていましたが、最近では一般の方にも増えてきています。
現代では、パソコン作業やライン作業など同一動作が多い方に発症しています。また、スマートフォンの普及により、片手でスマートフォンを操作する時間が長い方も腱鞘炎になりやすいです。
ホルモンバランスの乱れ
2つ目はホルモンバランスの乱れです。腱鞘炎は女性に多い疾患ですが、ホルモンバランスが乱れるときに腱と腱鞘の滑走が悪くなり、こすれて炎症が起こります。ホルモンバランスが乱れるピークも2つあります。
20~30代
ピーク1つ目は妊娠・出産時期の20~30代です。赤ちゃんの抱っこが増えて、親指などに負担がかかることが増えるのと、妊娠・出産によるホルモンの乱れが原因です。
50~60代
ピーク2つ目は更年期50~60代です。閉経によるホルモンバランスの乱れ、家事での手指酷使が原因になります。
以上のように、仕事や家事でなってしまう方やホルモンバランスの乱れによってなってしまう方と様々な方が腱鞘炎になる可能性があります。
施術方法
腱鞘炎の一番の施術法は痛いところを安静にしてあげることが一番です。痛いところを使ってしまうことで炎症がおさまらずにずっと痛みが出続けてしまうので、まずは痛みの出ている所を休ませてあげるようにします。
そのために、テーピングで固定をしたり、あまりにも痛みが強い方にはギプス固定をさせていただき手指を使わないようにします。固定除去後は徐々に動かすリハビリも行っていきます。
腱鞘炎でお悩みなら当院にお任せください
腱鞘炎でお困りなら栄光治院にご相談ください!
腱鞘炎になってしまった方は結果的に腱鞘炎になってしまっただけで、原因は手や指でなく腰や肩、普段の悪い姿勢からきている方もいらっしゃいます。
当院では、問診時にしっかりお話を聞かせていただき、指以外の痛みや現在の姿勢など評価させていただき根本から改善していきます。まずはお気軽にご相談下さい。お待ちしております。